投稿日:2020年11月26日

事務局通信~自殺される方が増えています

 3連休明けの木曜日。facebookでご紹介した品物を早速探しに来られたお客様も。今日から靴の値段付けも再開しました。先週は暖かい日が続きましたが、今週になって平年並みに戻ってきました。
 今年はインフルエンザの予防接種を受ける方が多く、例年の1シーズンの接種数をすでに超えたそうですね。太陽と緑の会でもスタッフ、メンバーの8割以上はすでに接種を終え、第3波に備えています。

 7月以降、自殺で亡くなられる方が急増しています(警察庁統計)。10月は1か月間で2153人の方が亡くなられました(毎日約70人の方が亡くなられていることになります)。昨年に比べ約3割も増えており、ここ6年間で最も多いです。
 特に女性の方の自殺が増えています。昨年は1年間で2万169人の方が自殺で亡くなられましたが、うち女性は約3割の6091人でした。ところが今年になって7月、8月、9月は約35%、10月は約40%、と女性の比率が増えています(緊急事態宣言前の3月は29%でした)。

「日本では、10か月の間に新型コロナウィルスのため命を落とされた方よりも、この1か月の間に自殺した人の方が多い」と海外のニュースでも驚きをもって報道されたそうです。
(アメリカでは昨日1日で17万人の方が陽性と判明し、2200人の方が亡くなりました。10か月で26万もの方が新型コロナウィルスで命を落とされています)

 日本では、新型コロナウィルスで亡くなられた方に対して自己責任だから仕方ない、などと亡くなられた方に鞭打つようなことを言われる方は少ないと思います(検査で陽性と判明した時には「気を付けていないからだ」「不注意が原因だ」「こんなときに○○になんか行くから」と咎められることも多いですが…)。
 しかし自殺に対しては、本人の気持ちの弱さを原因として挙げたり、自己責任だと捉える向きもあり、自ら(大切な)命を粗末にする不届きな行為だ、無責任だと非難されることすらあります。交通事故(3215人)の6.3倍もの方が亡くなられており、「自殺を余儀なくされた」社会の問題であるという認識も広がりつつありますが…。

感染拡大防止と社会経済活動の両立の難しさ、人として生きることの意味を改めて思います。
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