投稿日:2020年11月29日

事務局通信~常在化①

陽射しが心地よい今日の徳島。
日曜日によくご夫婦で来られるお客様が、駐車場でカップ焼きそばを食べて腹ごしらえをされていました。
太陽と緑の会には膨大な数のリユース品があり、くまなく見て回ろうと思ったら、1日がかりでも難しいかもしれません。
これからゆっくり品物をご覧になられるのかもしれませんね。

気温も平年並みとなってきました。
冬は風邪が流行る季節です。
ちなみに風邪の8~9割はウィルスが原因で発症し、そのうち3分の1~6分の1は4種類の「コロナウィルス」を原因とするそうです。
(人に感染するコロナウィルスはそれ以外に「SARS-CoV」「MERS-CoV」「COVID-19」の3つがあります。今回の新型コロナウィルスは「COVID-19」です)


「かぜ症候群は、患者のくしゃみなどで飛散する飛沫を介してウイルスなどの病原体が、気道内に入って気道粘膜に付着し、侵入と増殖することから始まるとされています。発症するかどうかは、環境の要因や感染した人の要因によって決定されます。」
「自覚症状として鼻症状(鼻水、鼻づまり)、咽頭症状(咽頭痛)が主体で、発熱、頭痛、全身倦怠感などがあります。下気道まで炎症が及ぶと下気道症状(せき、たん)が出現します。」
「ウイルス性のかぜ症候群であれば、安静、水分・栄養補給により自然に治癒するためにウイルスに効果のない抗菌薬は不要です。鼻汁を減らす薬、解熱剤などの使用など、いわゆる対症療法を行います。しかし、扁桃に細菌感染を疑わせる分泌物が認められるような場合には、抗菌薬投与が必要になることもあります。」
「普段から予防することが重要です。特に、外出時にはマスクをし、外出後には手洗い、うがいを行います。また、くしゃみなどが出る際には鼻と口をティッシュや衣服で覆うなど咳エチケットを励行してください。」
(以上、一般社団法人呼吸器学会ホームページより)

 新型コロナウィルスも症状や予後に特有のものは存在するものの、基本的な部分については風邪と同じことが言えるのでしょう。すでに常在化、つまり私たちの生活の身近な存在となりつつある新型コロナウィルスを世の中から完全に排除することは不可能です。ウィルスは意志を持たず、人から人へと渡り歩いていくだけ。うつしたとかうつされたとか、被害者も加害者もありません。人間が勝手に作り上げた幻の世界です。
 万が一ウィルスに感染したとしても、8割の方は無症状もしくは軽症で収まり、一時的にかなり辛い思いをされるかもしれませんが、最終的には自己回復力によって自然治癒されることが多いでしょう。
 医療資源には限りがあります。重症化リスクの高い方の感染を防ぐことが最優先であり、そこを回避する政策に力を入れるのが本来的です。入院治療の必要性がなく(無症状もしくは自然治癒可能)重症化リスクも低いような人まで隔離目的で入院させた結果、リスクの高い人やその他の重大な疾患を抱えた人が適切な医療を受けられなくなるような事態だけは避けなければなりません。

 
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