投稿日:2023年10月20日

白川学園に行ってきました

45年ぶりに、頂戴したお米300キロを積んで訪れた白川学園。鉄の扉や入口の2階建て建物は昔と一緒でした。玄関を入ると昔のまんまの事務所と床板が出迎えてくれます。唯一、見通しの良かった事務所が壁で仕切られている点が違います。ゆりの会(大学のボランティア団体)で訪れた2階の集会所もまだあります。三畳一間の男子職員寮は取り壊され、そこに真新しい成人棟が建てられていました。
その2階から手を振るメンバーがいます。F君です。昔、I職員に連れられて四国遍路を歩き、当会の月の宮生活棟で何度も泊まったことがあります。
奥にある、学齢前通所施設ひなどり学園もそのままでした。その手前には当時はなかった体育館・礼拝所が建てられ、正面の壁には明治42年、全国2番目の知的障害児施設として開所させた脇田良吉と子供たちの写真がありました。初めて見る初代園長です。福祉制度など全く存在しなかった時代に、その精神の気高さを感じました。
成人棟は資材高騰で鉄骨が入手できず、計画変更したこと、今まで使っていた二段ベッドを切断してベッドにしたことなど、苦労話も聞かせてもらいました。案内してくださった生き字引のYさん、そして取り持って頂いたI元職員に感謝です。(杉)
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