事務局通信~働き方改革
休み明けの木曜日の午前中は駐車場が混雑し、お客様が多いです。物価高騰の折、少しでも安いものを探しに来られているお客様も少なくないかもしれません。
「様々なハンディをもったメンバーが通い、働く場所が、地域社会から必要として頂けている」ということは本当に有難いことです。
レジが混雑している様子を見て「繁盛しとるな」などと言われるお客様もおられます。ただ実際は50円、100円、200円という品物を買われるお客様が多く、レジがバタバタしているだけで、現実はなかなか厳しいです。「(100円の品物を)50円にならんの?」「150円やったら買うけど、200円やったらいらん」という日々日常です。
休み明けの木曜日の午前中はお電話も多く、10分おきにかかってくることも…
「今日はあいてますか」
「はい、午前10時から午後6時まで活動しております」
「いつ来ても休みやから、廃業したんかと思ったわ」
「働き方改革」という時代の要請に鑑み、長期のお休みも取らせて頂くようになりました。月曜日火曜日も(毎週ではありませんが)お休みすることがあり、「やっと来れたわ。火曜日しか来れんのよ」とおっしゃるお客様もいらっしゃって、本当に申し訳ない気持ちになります。
別のお客様にそのお話をさせて頂いたところ、「NPOでも(「働き方改革」とか)関係あるんやね」と驚かれていました。
「ボランティアの方は無償(給料ゼロ)で活動に参加してくれているのだから、(安いとはいえ給料を頂いている)有給のスタッフが休み返上や夜なべ仕事をするのは当然」という、黎明期(ないないづくしの時代)の無認可小規模作業所の常識も、令和の時代ではただの「ブラック」とみなされ、とても通用しません。
たとえ公的支援が少なかったとしても、十分とは言えない待遇を「活動への思い」「活動から得られるもの」で補うというあり方は、「やりがい搾取」というレッテルを貼られて、しく批判される時代です。
昔は昔の、今は今の「かじ取りの難しさ」があります。
少子高齢化により人手不足に陥る中、「割のいい仕事」に人気が集中し、「しんどい割に報われない仕事」はますます敬遠される傾向にあります。売り手市場において、少しでも条件の良い方へとシフトしていくのは、ある意味当然のことかもしれません。
日本人から敬遠された仕事の一部は外国人の方が担っています(今に始まったことではありませんが…)。
働く人の26.5人に1人は外国人の方です(就業者数約6828万人(2025年平均) 外国人労働者数約257万人(2025年10月)(前年比11.7%増)厚生労働省資料より)。その数は年々増え続けており(過去18年間で約5倍、特に直近の3年間で約1.4倍)、太陽と緑の会でも、リユース自転車を買いに来られる外国人のお客様が増えてきています。
彼らの支えがなければ、日本の社会が成り立たなくなっているのが現実です。
この先、さらに少子高齢化が進んでいく中で、「(世の中に必要とされているけれど)割に合わない仕事」を誰が担っていくのでしょうか。
外国人労働者の方をさらに受け入れていくのでしょうか。(円安が続けば、他国に流れてしまう可能性もありますが…)
年金支給開始年齢を10年引き上げて、前期高齢者(65~74才)の方にも担って頂くようにするのでしょうか。
それとも「割に合わない仕事」を割に合うように変えていくのでしょうか。そのコストは誰がどのように負担するのでしょう。難問が山積みです。(文責:小山)