一.名の無き贈り物

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名の無き贈り物
          
いつのまにか 僕は一人
さまようってた
ぼくが,僕でありつづけるのが
つらかった あの頃
500円玉にぎりしめ 何度飛び乗ろうかと
思った いくつかのあの電車
何度見送ったのかも分からない
数え切らない 辛い夜も
思い出という
雨で 流れ落ちた
今では 恥ずかしく
大切な思い出 それが
自らの生きる支えとなり
自らの生きる支えとなる
君に 何も贈れないけど
ささやかな言葉を一つ贈ろう
「感謝」という言葉を
心に詰め込んで
贈ろう 笑顔がに合う君に