十五.もう一度

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もう一度

コーヒー飲みながら
僕は,黄昏る
窓に映った白吐息にさえぎられた
夜の窓
夜の心の窓
手で窓をふきながら
心の窓も拭こうとしてるぼく
もう一度
青春というもの
青春やつを
信じたくなった
苦しいて流した
汗の意味
悲しくて流した
涙の意味
屈辱に紛れながら
明日を信じる意味
好きになる
あのせつなさ
もう一度
もう一度