投稿日:2018年06月17日

通常総会開催

6月16日午後6時半から、太陽と緑の会通常総会を行いました。年1回行っており、正会員の皆様に参加して頂いています。
中堅スタッフ2名の退職と産休に伴い、作業の流れから、売場の形まで大きく変えてきたこの1年をプロジェクター映像を見ながら振り返りました。
リユース・リサイクルに重きを置きすぎるとメンバーは不要な存在となり、メンバーの事ばかり優先していたのでは運営が立ち行かなくなり、両方の軸のバランスを考えていく「人も物も活かされる街づくり」の意味を改めて確認する場になったのではないかと思います。

障がい者の方の経済格差がテーマの一つとして上がりました。
経済的に厳しい家庭で生まれ育った方とそうでない方とでは、同じ障がい者といってもスタートラインから差がついています。本人のハンディに貧困というハンディが加わってさらに厳しい状況が生まれます。
例えば、学校の学級費や修学旅行の費用を親が払えない、体操着や制服が買えない(補助の制度があっても親に申請してもらえない、申請方法が複雑で理解できない、必要書類を揃えられない)、朝ごはんがない、洗濯してもらえない(もしくは服が1着しかないため洗濯できない)、靴に穴が開いて雨で中がビチョビチョになっても替えはない、真冬でも半袖を着ている(寒くても我慢)、通学の自転車が壊れても直せない、というケースは少なくありません。
「親が無理なら、自分で何とかしたら」と言われても、ハンディの問題でそれも難しく、八方塞がりになります。

慣れてしまいがちな日々日常を少し距離を置いて見る。日常業務を担うスタッフにとってもよい機会になったと思います。 (文責・小山)
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