投稿日:2020年08月27日

事務局通信~国はgo 自治体は…

日常的に目にするようになった検温。
おでこにするものだと思っていましたが、最近は首で測定するところもあるようです。
今のようなご時世の中、いきなり「(今まではおでこでしたが今日から)クビになりました」などと言われると、驚いて「クビになった?」と聞き返してしまいそうです。

GoToキャンペーンの対象に東京も含めることが検討されている一方で、東京の飲食店の営業時間短縮の要請は、23区については来月15日まで延長されるようです。
「感染拡大のピークは越したので東京を対象に入れても大丈夫」という見解もあれば、「ピークは越したけどまだ大丈夫と言える段階ではない」という見解もあるでしょう。
国と自治体とでメッセージが異なると混乱を招く要因ではありますが、一人一人が自分で考えて行動する機会になる、という面はあるかもしれません。
国も自治体も右向け右、マスコミもそれに追従、となると、右を向かない人は非国民になってしまいますが、国は右、自治体は左、というのであれば、右と左のどちらを選ぶかはその人次第ということになります。上から言われたとおりに行動するのは息苦しい反面、楽なところもあります。自分で考えて決めて行動することの方がある意味大変です。
今回の新型コロナウィルスは私たちが経験したことのない危機であり、絶対的な正解は存在しません。厳しい経済封鎖を行った国、国民を徹底的に情報管理している国もあれば、経済的な規制をほとんど行っていない国もあります。同じ国の中でも一人一人、立場も影響も異なり、意見も異なるのが当たり前です。大切にすべき「いのち」とは、新型コロナウィルスによって失われる命に限定されるものでもありません。
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