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徳島新聞「ぞめき」原稿   杉浦良
No.64 タイトル「環境ボランティア交流会」

 二月二十五日、阿波伊沢公民館で第三回とくしま環境ボランティア交流会が行われました。環境の美化や保全、ごみ減量・リサイクル、地球温暖化防止などさまざまな環境問題に取り組むボランティア団体が集まり、「環境首都とくしま」に少しでも近づこうというものです。
 このところの天候不順で地球温暖化という言葉が市民権を得るようになり、アメリカの元副大統領まで気候クライシス(危機)を訴えるまでになりました。日本においては企業のCO2削減対策より、日常生活における削減対策が進んでいないと言われており、そのためこのような交流会が開催されるようになりました。
 今のままでは、二一〇〇年に最大で六・四度も気温が高くなり、干ばつや水質悪化による水不足、穀物の生産減少、高潮や洪水、マラリアの増大など、人類にとって大変な事態になると叫ばれています。国家レベルの取り組みはもちろんのこと、生活レベルに直接リンクしていることが多いので、個人レベル、地域レベルで地球温暖化防止への取り組みが必要というわけです。
 この交流会がユニークなのは、さまざまなNPO・ボランティア団体が手弁当で行っていることです。地元の美化クラブと一緒にゴミを拾った後、会長、県知事のあいさつと表彰式、小学校、中学校、役場、商工会、企業、NPOなどの活動報告と、実行委員の環境寸劇、手作りの交流パーティー(会費制)と続きます。
第一回目は徳島市、第二回目は阿南市、第三回目が阿波市と、場所を移動しながらの会場設定で、小学生から大学生、オジさんオバさん、おじいさんおばあさんが参加する手作り環境文化祭とでも呼べる雰囲気です。
 川をきれいにする、花を植える、ゴミを拾う、ゴーヤを植えて日よけを作る、使ったテンプラ油でディーゼル燃料をつくるなど、さまざまな角度からの取り組みがありました。
 地球環境問題という難題を話し合うとなればどうしても固くなりがちなのですが、会場の公民館にはオカリナの演奏が流れ、私は和やかな素人のど自慢大会を重ね合わせていました。(杉)


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