沿革


 太陽と緑の会は、筋ジストロフィー症研究所の設立を求める運動を展開するため、昭和46年4月、近藤文雄(前代表者)により任意団体として設立されました。全国25万人の署名を集め国会にも請願し、昭和53年1月に当会の要望を大幅に縮小した形で国立神経センターが東京に設置されました。
 その後、太陽と緑の会はボランティア団体として活動を継続し、昭和59年8月、杉浦良(現在の代表理事)が「物も人も活かされる街づくり」を目指し、福祉リサイクル活動を始めました(徳島県最初の障害者小規模通所作業所「リサイクル作業所」の設立)。昭和61年7月にリサイクル品販売の常設店舗も兼ねた作業所の建物が完成(旧市役所仮庁舎を移設)、平成5年4月に月の宮共同生活棟が完成し生態系も考えた循環型生活の模索を開始、平成12年5月、任意団体の太陽と緑の会から特定非営利活動法人太陽と緑の会へ組織変更、同年7月より第2作業所として月の宮作業所を設立、現在に至っています。


昭和46年 4月 近藤文雄が太陽と緑の会を設立。
筋ジストロフィー症研究所設立運動を展開。
現在理事の櫛田氏、田所氏は設立当初からボランティアとして活動
昭和48年 4月 18万人の署名を持って筋ジストロフィー研究所設立を国会に請願
署名は最終的に25万人に達する。
8月 田中角栄首相に陳情
昭和53年 1月 要望を大幅に縮小した形で国立神経センターが東京に設置。
太陽と緑の会はボランティア団体として活動を継続。
昭和55年 徳島市入田町月ノ宮に太陽と緑の会の豚舎完成。

昭和59年 8月 杉浦良(現在代表理事)が福祉リサイクル活動を開始。
徳島県で最初の心身障害者小規模通所作業所(太陽と緑の会リサイクル作業所)。
太陽と緑の会豚舎を改造した作業棟を活動拠点とする。
当時、徳島には成人期の障害者の方のための地域共同作業所は1箇所もなく、もちろん作業所に補助金を出すような制度もなかった。文字通り、何もないところからのスタートだった。
12月 第1回目のリサイクル品バザー実施(以後毎月第4日曜日に行い、今日に至る)
昭和60年 5月 徳島市東大工町に初の常設店舗「スターダスト」開始
福本健次氏が店舗を無償で貸して下さることになり、常設店開設が実現
9月 放置自転車の修理再生活動の開始
昭和61年 4月 作業所に水道を引く(それまではガソリンスタンドで水をポリタンクに入れて運んでいた)。
昭和61年 7月 徳島市国府町に常設店舗兼作業所を設置。
作業所の建物は取り壊される予定だった旧市役所仮庁舎を移設・再利用したものであり、建物のリユースとも言える。当時の三木徳島市長のご好意で、新庁舎建設中使用していた仮庁舎を無償で払い下げてくださり、建設費は徳島県建設業協会の赤松徳島支部長と会員の皆様が無償で引き受けて下さった。難航していた建設地も笠井仏壇・笠井穆社長のご理解によって国府の土地を貸して頂くことができた。
ハンディを持つメンバーの国府の作業所における共同生活開始。
「スターダスト」閉店
10月 心身障害者小規模通所作業所に対する補助金制度ができる(徳島県は全国で43番目)
補助金は年間130万円
昭和63年 4月 1年間ボランティアの受け入れ開始。(以後平成20年度まで毎年計21人受け入れ(平成8年度を除く)。)
昭和63年 7月 太陽と緑の会機関誌「かわら版」 第1号創刊。購読会員46名。
平成2年 4月 廃食油から作る液体石鹸の製造販売開始
5月 火災で児童文庫が焼失した徳島・渭北福祉館に児童書及び本棚を寄贈
不用品回収で入った印刷機を修理して機関誌印刷に使用開始
8月 ボランティアの協力を得て、月の宮の作業棟に風呂及びトイレ(いずれもリユース品)を設置
平成2年 9月 第1回ワークキャンプ事業開催。
社団法人日本青年奉仕協会との共催により、10日間の日程で月の宮にて実施。全国から14名の青少年が参加。(以後平成11年まで毎年夏に開催。計202人が日本全国及び諸外国より参加)
平成3年 4月 大阪釜が崎出会いの家へ初めて救援物資を発送
平成3年 7月 廃食油の粉石鹸化事業開始
テンプラ廃油1000リットルをマルダイ石鹸へ持ち込む。廃油から作った粉石鹸(3kg)500袋購入し徳島へ持ち帰る。(以後平成7年、平成9年、平成13年、平成17年と実施)
10月 NHK番組「四国人間アイランド」の取材
平成4年 8月 機関紙「かわら版」第50号発行
11月 当会で修理再生した放置自転車16台を留学生の足として国際交流協会に贈る。
平成5年 4月 ハンディを持つメンバーの月の宮共同生活棟における共同生活開始
生活棟の建物は高速道路建設のため取り壊される予定だった㈱木内工務店の事務所兼倉庫を社長の木内昭氏のご好意により現在地に移設したものであり、建物のリユースとも言える。
メンバー2名、一年間ボランティア2名でスタート
平成5年 4月 助成活動開始(太陽と緑の会福祉事業団)
徳島市より頂いた資源ごみ回収に係る奨励金を原資として、各分野で活動する民間非営利団体及び個人に助成。年2回、6月と12月に実施。平成26年3月現在で助成総額は1240万1876円
平成6年 11月 徳島県よりエコショップとして認定を受ける
平成7年 2月 阪神淡路大震災の被災地に贈る放置自転車の修理再生作業に協力。
6月 剣山クリーンハイクに参加(平成8年にも参加)
9月 徳島新聞「ゆらぎの中で」で太陽と緑の会紹介記事掲載。(計5回)
10月 リサイクル推進功労者等表彰においてリサイクル推進協議会会長賞受賞
平成8年 3月 写真展「ウガンダに生れて」開催に協力
4月 専任職員に社会保険導入
10月 「太陽と緑の会」初のパンフレット作成
11月 近藤文雄自伝「先生、ぼくの病気いつ治るの」出版。
平成9年 7月 四国TOYP大賞97優秀賞を受賞
平成10年 2月 大阪釜ヶ崎にて夜回り活動に参加
平成10年 2月 太陽と緑の会事務局(国府)に太陽光発電システムを設置(1.08kw)
平成10年 3月 当会代表者(創立者) 近藤文雄死去。
4月 国府の店舗兼作業所の隣の工場が火災で全焼。類焼被害を受ける。
食堂改装。食堂にようやく天井ができる。
5月 徳島県小規模作業所連絡協議会が正式に発足。事務局を太陽と緑の会に置く。
バングラデシュからフルタイムボランティアを受入(~平成11年2月)
6月 徳島新聞で連載記事「月の宮」発かぜ通信を杉浦が執筆(平成11年3月まで)。
10月 徳島市の粗大ごみ収集がステーション方式から事前申し込み制に変わる。
平成11年 7月 徳島市市民環境会議スタート。当会代表の杉浦が参加。
9月 徳島新聞「生きるって何や」ワークキャンプ取材記事掲載(計10回)。
12月 特定非営利活動法人「太陽と緑の会」として徳島県に認証申請
平成12年 1月 とくしま環境県民会議設立。太陽と緑の会も参加。
1月 太陽と緑の会事務局(国府)に情報コーナー設置。太陽と緑の会の活動情報及び徳島県内外のNPO情報等を掲示。
平成12年 3月 太陽と緑の会ウェブサイト開設。
平成12年 5月 特定非営利活動法人「太陽と緑の会」成立(県内では7番目のNPO法人格取得)
6月 特定非営利活動法人太陽と緑の会の第1回通常総会を開催
平成12年 7月 太陽と緑の会月の宮作業所設置。
平成12年 8月 体験ボランティア事業をスタート(以後毎年夏に開催)。
9月 太陽と緑の会事務局の太陽光発電システムを5.14kwに拡張。消費電力の約半分を発電。
9月 全国ボランティアフェスティバルとくしま開催 テーマ別の集いを運営
平成13年 2月 大阪釜ヶ崎にて夜回り活動に参加
4月 家電リサイクル法施行により、対象品目の引き取り体制を変更
平成13年 5月 ゴミゼロの日キャンペーン。鮎喰川河川敷一斉クリーンアップ実施(以後毎年実施)。
7月 平成13年度徳島県ふるさとづくりコンクール(集団の部)で会長賞を受賞。
7月 徳島県立鴨島商業高校より高校2年生150名の体験ボランティア受け入れ(平成14年も受入)
9月 徳島市環境基本計画策定市民会議スタート。当会代表の杉浦が参加。
12月 第1回とくしまNPOフォーラム開催に協力
平成14年 2月 第5回全国障害者地域共同作業所研修集会徳島大会開催に協力
5月 太陽と緑の会福祉事業団 累計助成総額500万円を突破
9月 とくしまNPO連絡会議が正式に発足。太陽と緑の会も参加。
11月 とくしま環境賞を受賞。ごみゼロ推進全国大会において表彰
11月 公開座談会「徳島の今後の地域福祉を考える」及びチャリティコンサート開催に協力
平成15年 5月 店内ディスプレイのリニューアル
8月 機関紙「かわら版」第100号発行
10月 資源有効利用促進法(パソコンリサイクル法)の施行
10月 第1回徳島県障害者地域共同作業所交流会の開催に協力
10月 徳島市障害者計画策定懇談会に代表杉浦が参加
12月 徳島市内の小中学生のNPO体験受入(NPO法人徳島共生塾一歩会と共催)
平成16年 6月 代表杉浦が徳島新聞夕刊コラム「ぞめき」の執筆を開始(~平成21年5月)。
10月 ウガンダから研修生を受入(~平成17年3月)
平成17年 2月 太陽と緑の会事務局・作業場兼店舗の建物が火災により全焼。
3月 同敷地内の類焼を免れた倉庫を仮事務所とし、障害者地域共同作業所としての活動を再開
3月 自転車バザー会場を近藤整形外科から太陽と緑の会リサイクル作業所へ変更
3月 徳島県障害者地域共同作業所連絡協議会による太陽と緑の会支援金口座開設
3月 品物・資源ゴミのリユース・リサイクル活動を一部再開。
4月 警察による現場保存解除に伴い、全焼した建物の後片付け作業を開始
4月 太陽と緑の会支援組織「太陽と緑の会復活大作戦」設立。募金活動開始。
6月 全焼した建物の解体
6月 平成17年度環境大臣賞(地域環境保全功労者表彰)を受賞
平成18年 2月 事務局建物に太陽光発電システム設置(5.22kw)
4月 太陽と緑の会復活式開催
平成18年 4月 太陽と緑の会事務局・作業所兼店舗の建物が再建。
日本全国5000人を超す市民の皆様方から物的・人的支援を頂き、火災から1年2か月の復興期間を経て再建することができました。
9月 青年長期ボランティア交流プロジェクトにより、ボランティア1名受け入れ
10月 障害者自立支援法が本格的に施行
平成18年 10月 太陽と緑の会リサイクル作業所が障害者地域共同作業所から地域活動支援センターへと組織変更
平成19年 3月 事務局建物に太陽光発電システム設置(5.76kw) 計10.98kwのシステムになる
4月 一周年記念感謝セール3日間実施
平成19年 5月 旭金属様のご協力を得て、廃食油のBDF化事業スタート
8月 体験ボランティア2007開催(3年ぶりに再開)
10月 太陽と緑の会ウェブサイトのリニューアル ヴィジュアル面の強化(動画の配信、写真の増加)、機関紙バックナンバーの掲載など開始
11月 CO2削減コンテスト徳島大会にて最優秀賞を受賞
平成19年 12月 月の宮共同生活棟に太陽光発電システム設置(4.86kw)
12月 月の宮共同生活棟に太陽熱温水器を新たに設置。生活棟で従来使用していたリユース品の温水器を月の宮作業所に移設(事務局、生活棟、月の宮作業所の3か所で温水器を使用する体制となる)。
平成20年 2月 月の宮共同生活棟の太陽光発電システムを6.48kwに拡張。生活棟使用電力の自給達成。
2月 ストップ温暖化「一村一品」大作戦 全国大会2008に徳島県代表として出場。エコハウスの取り組みで優秀賞を受賞。
平成20年 3月 事務局建物に太陽光発電システム設置(5.04kw) 計16.02kwのシステムで新館使用電力の自給達成。
6月 徳島市内の中学校3校、高校1校から職場体験実習計30名受入(~9月)
7月 エコハウスの取り組みで関西エコオフィス奨励賞を受賞
12月 CO2削減!徳島市中心部の通勤交通に関する社会実験に協力。自転車10台提供
平成21年 2月 青年長期ボランティア西村洋平さん、活動終了。最後の青年長期ボランティアとなる。
5月 ウイグル人キラム・アブラさんが太陽と緑の会事務局・作業所兼店舗でのミニライブ開始。
6月 体験ボランティア2009開催(~9月) 4名参加
8月 太陽と緑の会ブログスタート
11月 家具倉庫2階に精神障がい等のメンバーのための作業スペース設置(当会で唯一のクーラー付の部屋)。
平成22年 1月 家具置場及び駐車スペースの拡大
4月 共同連宿泊研修会受入
7月 活動時間を変更(午前9時~午後6時→午前10時~午後7時)
8月 廃食油の粉石けんリサイクル事業終了(粉石けんの販売のみ継続)
9月 CO2削減のため、事務局建物及び月の宮生活棟に二重窓を設置
12月 第10回全国障害者芸術・文化祭とくしま大会に参加
12月 メンバーだけで運営する10個100円セール開始
平成23年 1月 冬期限定コーヒー無料サービス開始
2月 2010年度四国ブロック隣保館関係職員研修会にて杉浦講演
平成23年 3月 東日本大震災被災者支援 おおたか静流チャリティライブ開催。(同年10月、平成24年9月、平成25年9月にも開催。)
7月 第15回全国精神障害者地域生活支援協議会(あみ)全国大会IN徳島に杉浦がシンポジスト・助言者として出席
10月 グラウンドワーク・インターンシップのOJT研修受入
10月 平成23年度徳島県新規採用職員研修6名受入
平成24年 2月 太陽と緑の会27周年記念誌1000部発行
4月 おおたか静流さんチャリティ商品販売開始
7月 太陽と緑の会ブログリニューアル。
9月 第29回共同連全国大会東京大会に杉浦が発題者として出席
9月 第9回経営フォーラム(徳島県中小企業家同友会)にて杉浦事例発表
10月 新しい公共~NPO法人短期体験研修 徳島県職員3名受入(平成25年10月にも4名受入)
12月 2012年度同志社大学社会福祉学会学会賞(実践活動部門)を杉浦が受賞
平成25年 2月 50円コーナーリニューアル(牟さんの棚設置)
新館入口ドアを自動ドア化
3月 徳島新聞「移動編集局 徳島市 国府・不動」にて太陽と緑の会紹介記事掲載(6回)
アジア留学生3名の1日体験ボランティア受入
5月 第24回みどりの愛護功労者国土交通大臣表彰
太陽と緑の会ウェブサイトのデザインリニューアル
7月 Facebookページを開設。これに伴いブログの更新終了
愛媛県伊予市の民生児童委員協議会85名見学受入
9月 自転車バザーの開始時刻を11時から10時に変更
10月 徳島市障害者施設見学会14名受入
12月 東日本大震災被災地支援としてありのまま舎に寄付金送付(震災関連支援総額は207万5279円(うちチャリティライブ関連82万9274円))
平成26年 2月 ベネズエラからの研修生10名見学受入
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